新年のごあいさつ
新年あけましておめでとうございます。
一般財団法人大阪市身体障害者団体協議会の皆様におかれましては、ご家族とともに、健やかに新年をお迎えのこととお慶び申し上げます。
貴協議会におかれましては、昭和33年の設立以降、60年以上の長きにわたり、身体に障がいのある方の福祉の増進のため、社会参加の機会の確保や障がいに関する啓発など、実に様々な活動に取り組まれ、本市における障がい者施策の推進に大きな役割をはたしていただいております。手嶋会長をはじめ、役員、会員の皆様方に、厚く御礼申し上げますとともに、平素からの継続的な活動に、深く敬意を表する次第であります。
昨年は、新型コロナウイルスの世界的な感染拡大により、待ち望んでいた東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会の開催延期、各種店舗の営業自粛要請などに伴う経済への大きな打撃など、社会全体が大変な混乱に見舞われました。ソーシャルディスタンスの確保など、「新しい生活様式」の実践によって、障がいのある方は、より大きな影響を受けておられることと存じます。いまだ感染拡大に収束の気配が見えない状況ではございますが、本市といたしましては、大阪府や関係機関等と連携を図りながら、感染防止に向けて全力で取り組んでまいります。
そうした中、より一層「障がい」や「障がいのある方」への理解の促進を図っていくことが必要です。本市では、多様な障がいの特性などを理解し、手助けや配慮などを実践することにより、誰もが暮らしやすい社会をめざす「あいサポート運動」に取り組んでおり、オンラインを活用した「あいサポート研修」を実施するなど、「ポストコロナ」時代を見据えた、新たな啓発活動の推進に努めています。
また、本市では、現在、関係者の皆様のご協力のもと、令和3年度からの新たな「大阪市障がい者支援計画・障がい福祉計画・障がい児福祉計画」の策定を進めており、障がいの有無によって分け隔てられることなく、相互に人格と個性を尊重しあいながら共生する社会の実現に向け、各種施策の充実に取り組んでまいりますので、皆様方の一層のご支援、ご協力を賜りますようお願い申し上げます。
年頭にあたり、一般財団法人大阪市身体障害者団体協議会のますますのご発展と、会員並びにご家族の皆様のご健勝、ご多幸、そして、本年が皆様方にとって実り多い一年となりますことをお祈り申し上げまして新年のごあいさつとさせていただきます。
令和3年 元旦 大阪市長 松井 一郎(まついいちろう)
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