新年のごあいさつ
あけましておめでとうございます。
皆様には、先の見えないコロナ禍の中ではありますが、ご家族ともどもお健やかに新年をお迎えされたことと存じます。
昨年は、新型コロナウイルスの感染拡大に翻弄された一年でありました。国においては東京オリンピック・パラリンピックの開催が1年延期となるなど、全国で多くの催事や事業が中止や延期、規模等を縮小と、社会的にも経済的にも極めて大きな打撃と影響を受け、本会についても残念ながら多くの事業の中止や見直しをおこない、活動についても自粛せざるを得ませんでした。
しかしながら、いつまでも手をこまねいてばかりはいられません。世界全体で、当たり前の事が当たり前で無くなった状況下でありますが、できないことを辛く思うより、出来ることは何か、どうすれば出来るかと試行錯誤しながら今まで生き抜いてきた私どもであります。感染の収束が見えない中、会員皆様とともに衆知を集め、安心と安全を第一に今年の事業運営と活動を行ってまいりたいと考えておりますので、どうかよろしくお願い申し上げます。
特に、今年は「障害者差別解消法」の施行3年後の見直し改正の年となっております。まだまだ私どもにとって不満の残るものでありますが、次の世代により良い形で引き継げるよう全国の仲間と一緒になって活動を強めてまいりたいと考えております。
また、大阪市においては3月に「大阪市障がい者支援計画」の中間見直し・「第6期大阪市障がい者福祉計画」「第2期障がい児福祉計画」が策定されます。障がい者にとって住みよい、そして生きがいを持って生きていける大阪市を作るため、これが着実な実行を求めてまいります。ところで、昨年の「大阪市を廃止し特別区を設置することについての住民投票」の結果、本会は現状のまま、全国組織である社会福祉法人日本身体障害者団体連合会への加入継続が決まりました。
今後とも大阪市内のすべての障がい者の自立と社会参加を目指し、「共生社会」を実現するため、政令指定都市身体障害者福祉団体連絡協議会の一翼も担い、全国の各団体と連帯して精一杯頑張ってまいりますので、引き続きのご理解・ご支援を賜りますようお願いいたします。
皆様方が今年つつがなくお過ごしいただきますよう心よりご祈念申し上げ、年頭にあたってのごあいさつとさせていただきます。
令和3年 元旦
一般財団法人 大阪市身体障害者団体協議会
一般社団法人 大阪市肢体障害者協会
会長 手嶋 勇一(てしま ゆういち)
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