手話通訳者設置会場におけるワクチン接種申込の取組み
大阪市では新型コロナワクチン接種の予約(集団接種会場)にあたり、聴覚に障がいのある方で、インターネットやコールセンターでの予約が難しい方に向けて、メールまたはファックスの予約方法があり、この申し込みで、手話通訳の派遣を希望することも可能です。
しかし、FAXでの申し込みは、送受信のタイムラグが生じ、なかなか予約申込まで進まないということを、当団体から大阪市保健所にお伝えし調整してまいりました。
その結果、6月7日~6月25日までの期間で、大阪市内にお住いの手話通訳者を必要とする聴覚障がい者の方が、手話通訳者設置会場でワクチン接種を受けることができるよう、当団体を通して、予約受付を行うことができました。
集団接種会場は原則「阿倍野区民センター」で、1回目接種が6月7日~6月25日までの期間(2回目の接種も同時予約)とし、6月7日から午前中1日6名の枠、6月14日~25日までは午前中1日10名の枠が用意され、手話通訳者が常駐できるようにしました。
ワクチン接種の申込方法や接種当日の通訳の有無に不安をもっておられた、手話通訳者を必要とする聴覚障がい者116名の方々が、安心してワクチン接種を受けることができました。
今後も障害者差別解消法における合理的配慮がより一層図られるよう、活動してまいります。
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