令和4年4月12日 造幣局「桜の通り抜け」が3年ぶりに開催されました。
今年の桜は138品種335本です。造幣局では、桜の通り抜けに親しみを持っていただくため、数多くの品種のうちから一種を「今年の花」として選び、毎年紹介しています。今年の花は「福禄寿(ふくろくじゅ)」です。「福禄寿」は、東京荒川堤にあった大島桜系の里桜で、花は淡紅色で、花弁は波打つようなしわがあり、かたい感じがあります。花弁数は15~20枚あり、大輪として代表的なものです。今年は、新たに「伊予菊桜(いよきくざくら)」と「暁鐘(ぎょうしょう)」が登場します。「伊予菊桜」は、原木は四国の松山にあり、低木で金沢、能登に多い、菊咲きの桜です。よく茂った葉間に花をつけ、数は余り多くなく、花弁数は大小合わせて100~130枚程度です。「暁鐘」は、北海道松前町の桜研究家浅利政俊氏が「龍雲院紅八重桜」に「糸括」を交配して育成した品種で、花弁数が多く明るい感じの花を咲かせます。
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