新年あけましておめでとうございます
皆様方にはお健やかに新年をお迎えいただいたことと存じます。
昨年は一年を通じて、国内外とも世情不安な年でありましたが、今年は一日も早く平和で安穏な社会になることを皆様とともに祈念いたしたいと存じます。
さて、私どもの運動は、昨年9月に国連の障害者権利委員会から出されました、障がい者の強制入院や健常者との分離教育の廃止などを盛り込んだ我が国への総括所見(勧告)と、来年4月と目される民間事業者に合理的配慮の提供を義務付けた「障害者差別解消法改正法」の施行実施により新たな局面を迎えようとしております。すなわち、私どもの目指すものが、いわば国際標準とも言えるより高いものとなっていく訳で、われわれ自身のこれまでの考え方も必然的に変えていかなければならなくなると考えております。
そしてこの国際標準の目標を達成していくためには、私たちと一般市民やすべての事業者との不断の建設的対話と、私どもからの絶え間ない発信が絶対に必要であると考えており、そうした基盤をこの一年でしっかりと築いていかなければなりません。
この非常に大切な今年、微力ではありますが、皆様のご理解とご協力を得まして、大阪市や関係機関・団体などと連携しながら、粉骨砕身、力を尽くしてまいりますので、どうかよろしくお願いいたします。
末筆になりましたが、皆様方のご健康とご活躍をお祈りいたしまして年頭のごあいさつとさせていただきます。
令和5年 元旦
一般財団法人 大阪市身体障害者団体協議会 会長 手嶋 勇一(てしまゆういち)
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