近畿ブロック福祉大会 大会宣言
日本身体障害者団体連合会近畿ブロック連絡協議会は、結成以来、障害者の多くの切なる要望や願いを真摯に受け止め、様々な活動を行い、障害者の福祉の充実と向上に向けて全力で取り組んできた。
これらの活動の成果として、障害者権利条約の批准をはじめ、障害者基本法の改正、障害者差別解消法の制定及び改正など、我々の活動を支えるための法的根拠も徐々に整備されてきたところである。
しかしながら、障害者に対する様々な差別が、依然として残っているのも現実であり、その解消のためにも今まで以上に積極的に活動を展開していくことが求められるところである。
新型コロナウイルス感染症拡大により、希薄になった人と人とのつながりを取り戻し、一丸となって、「ユニバーサルデザイン2020行動計画」に示された共生社会の実現に向け、「心のバリアフリー」と「ユニバーサルデザインの街づくり」の取り組みをさらに強力に推し進めることが重要である。
私たちは、「私たちのことを私たち抜きに決めないで」という障害者権利条約の精神で、障害当事者の立場から主体的に諸課題の解決に取り組み、障害者の福祉の充実と向上のために一致団結して行動することを誓い、ここに宣言する。
令和4年11月10日
第42回日本身体障害者団体連合会
近畿ブロック福祉大会
今月の目次 / 機関紙(おおさか市身協) / ホーム