一般財団法人 大阪市身体障害者団体協議会

8.(項目)

東京パラリンピックが昨年開催されたことによりパラスポーツの認知度が高まり、また、先日2025年のデフリンピックが東京で開催されることが決定された中、これ等の動きを一過性のものとさせず今後に繋げていくためにも、障がい者の社会参加への大切な第一歩ともなるパラスポーツの啓発普及に大阪市としてさらに努めるよう要望する。
なお、長居障がい者スポーツセンターについては、この間私どもが建て替えを要望してきたものが、先だっての戦略会議において建て替えが決定されたことから、大阪発のパラスポーツの拠点として、また、象徴としてふさわしいものとするよう要望する。

(回答)

本市では、全国初の障がい者専用のスポーツ施設として、昭和49年に長居障がい者スポーツセンターを開設し、平成9年に開設した舞洲障がい者スポーツセンターとともに、障がいのある人にスポーツやレクリエーションの機会を提供しています。
障がい者スポーツセンターでは、「障がいのある方がいつ一人で来館しても指導者や仲間がいて、安心していろいろなスポーツを楽しむ事ができる」という基本方針のもと、障がいのある人の健康維持・増進のみならず、自立と社会参加の促進に大変重要な役割を果たしています。また、各種スポーツ教室の開催や指導者の養成など多彩なメニューを展開し、全国の障がい者スポーツの発展を牽引してきました。
時代の経過とともに、利用者の増加やニーズの多様化に加え、長居障がい者スポーツセンターの老朽化も踏まえ、令和3年11月の戦略会議において、建替えなどの方向性を決定し、令和4年度は基本構想の調査及び検討を進めています。
国内では、東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会が開催され、障がい者スポーツへの理解・関心が高まり、今後は、デフリンピック2025など、様々な障がい者スポーツに関する競技大会の開催が予定されています。
そうした状況等を踏まえ、障がい者スポーツ振興の中核的な拠点施設として、地域の多様な主体との連携を強化し、障がい者スポーツのさらなる振興を図るとともに、障がいや障がい者スポーツへの理解が深まるよう、効果的な周知・啓発に取り組んでいきます。長居障がい者スポーツセンターの建替えにあたっては、これまで施設が果たしてきた役割のもと、その機能を継承、発展させ、また様々なニーズに対応できるよう、利用者をはじめ関係の皆様のご意見を伺いながら整備を進めていきます。

担当 福祉局 障がい者施策部 障がい福祉課 電話:06-6208-8075

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