(1) 新年のごあいさつ
新年あけましておめでとうございます。
一般財団法人大阪市身体障害者団体協議会の皆様におかれましては、健やかに新年をお迎えのこととお慶び申し上げます。
貴協議会におかれましては、昭和33年の設立以降、60年以上の長きにわたり、身体に障がいのある方の福祉の増進のため、社会参加の機会の確保や障がいに関する啓発など、実に様々な活動に取り組まれ、本市における障がい者施策の推進に大きな役割をはたされております。手嶋会長をはじめ、役員、会員の皆様方に、厚く御礼申し上げますとともに、平素からの継続的な活動に、深く敬意を表する次第であります。
さて、障がい福祉の分野においては、「障害者総合支援法」をはじめ、様々な法整備が行われ、障がいのある方を取り巻く環境は大きく変化してまいりました。
本年4月の「障害者差別解消法」の改正により、企業、個人事業主、ボランティア団体等の事業者による障がいのある方への合理的配慮の提供が全国的に法的義務とされることを契機として、障がいのある方の社会参加の促進に向け、国民の関心や理解がさらに進むことに期待が高まるところです。
本市におきましても、「あいサポート運動」等の取組を通して、市民はもとより、事業者の意識向上に向けた研修・啓発に努めてまいります。また、現在、関係者の皆様のご協力のもと令和6年度からの新たな「大阪市障がい者支援計画・障がい福祉計画・障がい児福祉計画」の策定を進めており、誰もが相互に人格と個性を尊重しあいながら安心して暮らすことのできる社会をめざして、各種施策の充実に取り組んでまいります。
また、いよいよ来年2025年には「いのち輝く未来社会のデザイン」をテーマとする「大阪・関西万博」が開催されます。万博会場では、世界150カ国を超える国々の英知が結集され、未来に向けた技術やサービスが紹介されます。このような出展・展示を、次代を担う子どもや若者たちに直接体験いただくことで、新しい未来社会を創造する世代が育まれていくとともに、次の時代を切り拓く新たなイノベーションとなって、大阪・関西ひいては、日本全体の成長の起爆剤になっていくよう全力で取り組んでまいります。皆様方におかれましても、引き続きご支援、ご協力を賜りますようお願い申し上げます。
年頭にあたり、一般財団法人大阪市身体障害者団体協議会のますますのご発展と、会員並びにご家族の皆様のご健勝、ご多幸、そして、本年が皆様方にとって実り多い一年となりますことをお祈り申し上げまして新年のごあいさつとさせていただきます。
令和6年元旦
大阪市長 横山 英幸(よこやま ひでゆき)
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