新年のごあいさつ
あけましておめでとうございます。
会員の皆様方におかれましては、健やかに新年をお迎えいただいたこととお喜び申し上げます。
昨年は、新型コロナウイルスの2類から5類への移行による各地での催事の4年ぶりの開催や、訪日外国人観光者数のコロナ禍前超えなどの明るいニュースがあり、また、59年ぶりの関西リーグの実現、そして、38年ぶりの阪神タイガースのアレのアレもあって大いに大阪が盛り上がった一年でした。
しかし、一方では諸物価の高騰、経済格差の拡大、意図する、意図しないに関係なく人々の孤立化が進み、さらに世界に目を転じれば、終わることのない分断と各地での戦火の勃発で、新たな大戦前ともささやかれる非常に世情不安な年でもありました。
一日でも早く戦火が収まり、国内外ともに平安な一年になるよう心から願うものです。
さて、この4月から民間事業者にも合理的配慮の提供を義務付けた「障害者差別解消法改正法」がいよいよ施行され、これにより社会が大きく変わるものと期待しております。
しかし、私ども障がい者と言っても、それぞれ障がいの部位が違えばその程度も違います。また、提供して貰いたい配慮も、その場その場の状況により異なってまいります。
私たち一人一人が、民間事業者に対してどのような配慮が必要なのかを、どのような場でも語り、伝えることをしなければこの法律は適用されないことから、これからは私たち自身の思いや力量が問われるものと言って良いでしょう。
どうか、この一年、勇気をもって私どもの共生社会実現の強い思いを色々な形で発信し、建設的対話の輪をみんなで大阪市内に広げてまいりましょう。
なお、今年の9月には本会が主管団体となって、第65回政令指定都市身体障害者福祉団体連絡協議会が開催される予定です。全国の政令指定都市の仲間が一堂に会する年に一度の貴重な機会であります。皆様とともに精一杯のおもてなしでお迎えしたいと思っておりますので、ご協力のほどよろしくお願いいたします。
最後に年頭にあたり、会員並びにご家族の皆様のご健勝、ご多幸、そして、本年が皆様方にとって実りある一年となりますようお祈り申し上げまして新年のごあいさつとさせていただきます。
令和6年 元旦
一般財団法人 大阪市身体障害者団体協議会
一般社団法人 大阪市肢体障害者協会
会長 手嶋 勇一(てしま ゆういち)
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