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新年のごあいさつ
新年あけましておめでとうございます。
一般財団法人大阪市身体障害者団体協議会の皆様方におかれましては、健やかに新年をお迎えのこととお慶び申し上げます。
貴協議会におかれましては、昭和33年の設立以降、60年以上の長きにわたり、身体に障がいのある方の福祉の増進のため、障がいに関する啓発や社会参加の機会の確保など、様々な活動に取り組まれ、本市における障がい者施策の推進に大きな役割をはたされております。手嶋会長をはじめ、役員、会員の皆様方に、厚く御礼申し上げますとともに、平素からの継続的な活動に、深く敬意を表する次第であります。
さて、本年は11月に、国際的な「きこえない、きこえにくい人のためのオリンピック」であるデフリンピックが開催されます。本大会は、100周年の記念すべき大会であり、日本では初めての開催となりますことから、聴覚に障がいのある方々への理解や、手話言語に対する関心が一層高まることが期待されます。
本市におきましては、手話を必要とするすべての人の社会参加の促進と安心して暮らせる地域社会の実現をめざし、「大阪市こころを結ぶ手話言語条例」を制定し、手話が言語であるという認識のもと、各種施策の推進に取り組んでいるところであり、昨年10月には、その取組の指針である「大阪市手話に関する施策の推進方針」を3年ぶりに改訂しました。
また、誰もが相互に人格と個性を尊重し合いながら安心して暮らすことのできる社会をめざし、「大阪市障がい者支援計画・障がい福祉計画・障がい児福祉計画」を策定し、各種取組を進めておりますので、皆様方の引き続きのご支援、ご協力を賜りますようお願い申し上げます。
いよいよ本年は「いのち輝く未来社会のデザイン」をテーマに「大阪・関西万博」が開催されます。未来に向けた技術やサービスに関する出展・展示を、多くの方に体験いただくことで、新たなイノベーションが生まれ、大阪・関西ひいては日本全体の発展の原動力となるよう、成功に向けて全力で取り組んでまいります。皆様方にもぜひお越しいただき、未来社会の可能性を感じていただければ幸いです。
年頭にあたり、一般財団法人大阪市身体障害者団体協議会のますますのご発展と、会員並びにご家族の皆様のご健勝、ご多幸、そして、本年が皆様方にとって実り多い一年となりますことをお祈り申し上げまして新年のごあいさつとさせていただきます。
令和7年元旦
大阪市長 横山 英幸
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