一般財団法人 大阪市身体障害者団体協議会

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就任のごあいさつ

一般財団法人大阪市身体障害者団体協議会の皆様には、日頃から大阪市の福祉行政の推進に多大なるご支援とご協力を賜っておりますこと、この場をお借りいたしまして厚くお礼申し上げます。

また、身体障がい者の団結を図り、自立と社会活動への完全参加と平等の実現をめざして活動されるとともに、障がい者社会参加促進事業をはじめとする本市施策の推進にご尽力いただいておりますことに対し、重ねてお礼申し上げます。

さて、障がいのある人に関する施策につきましては、これまで、国内外において様々な取組や法整備が進められ、障がいのある人の権利の確立や自立生活支援など、地域生活の継続に向けた環境整備が進められてきました。
一方で、災害時の避難支援の課題や、いわゆる「8050問題」「ヤングケアラー」など、障がいのある人を取り巻く状況は、一層複雑化・多様化しており、これらの課題に対する支援の充実がますます重要となっております。
大阪市におきましては、「大阪市障がい者支援計画・障がい福祉計画・障がい児福祉計画」を策定し、これらの課題への対応のほか、生活支援・就労・教育・スポーツ文化活動・意思疎通支援など、障がいの有無にかかわらず、誰もが地域で安心して暮らし続けられる社会の実現をめざして様々な取組を進めております。

また、令和3年に改正されました「障害者差別解消法」により、昨年4月からすべての事業者に合理的配慮の提供が義務化され、障がいのある人の社会参加の促進に向けた取組についての関心は高まっており、本市としましても、障がいや障がいのある人への理解の促進に向けて、いっそうの取組強化を進めていく所存です。
引き続き、障がいのある人もない人も、相互に人格と個性を尊重し合いながら共生することのできる地域社会の確立に向けて取り組んでまいりますので、皆様の引き続きのご支援とご協力を賜りますようお願い申し上げます。

大阪市福祉局長  向 井 順 子(むかい じゅんこ)

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