一般財団法人 大阪市身体障害者団体協議会

新年のごあいさつ

新年あけましておめでとうございます。

皆様方におかれましては、健やかに新年をお迎えいただいたことと存じます。

昨年は、2月に岩手県大船渡市におきまして大規模かつ長期に亘る山林火災、そして、11月にも大分市佐賀関での大規模火災があり、多くの人々が被害に遭われ、現在も避難生活を強いられている方もおられます。また、先日青森県沖で発生した地震では、今後より大規模な地震が発生する可能性が相対的に高まったと、後発地震注意情報が初めて出されるなど何かと災害の多い一年でした。気象面では、夏に全国的に生命に及ぶ危険な暑さとなり、各地で「猛暑日」の記録を更新し、遠からず我が国の季節は四季から二季に変わるとも言われております。さらに、政治面では、新たに現出した多党制の中、我が国の憲政史上初めての女性総理が誕生するなど、年間通じての物価高も含めて、本当に多くの出来事がありました。

一方、私どもの運動に関わるものとしては、6月に手話言語の習得に必要な環境整備などの推進を定めた「手話に関する施策の推進に関する法律(手話施策推進法)」が、関係団体の皆様などのこれまでの活動の成果として議員立法で制定されました。また、10月には全盲の河合純一氏がスポーツ庁長官に就任し、障がい者として初めて政府組織の長となり、国政の一翼を担うことになりました。そして、11月に開催されました日本初開催の東京デフリンピックでは、81か国・地域から参加した約3千人の聴覚障がい者が、スポーツを通じて何事にも挑戦する勇気と感動を与えてくれました。

このように見てまいりますと、障がいの有る無しを、また立場の違いを問わず、誰もが個性を活かし、力を発揮して果たすべき役割があるのだという思いを強くいたしました。
障がい者にかかる国内法が順次整備されつつある今、建設的対話による「合理的配慮」を受けながら、いままでの「障がい者だから出来ない」というフレーズを、「障がい者でも出来る」、さらには「障がい者だから出来る」と変えていく取り組みを、皆様とともにこの一年おこなってまいりたいと存じますので、引き続きご支援、ご協力いただきますようお願い申し上げます。

年頭にあたり、皆様方のご健勝、ご多幸をお祈り申し上げまして、新年のごあいさつとさせていただきます。

令和8年 元旦
一般財団法人 大阪市身体障害者団体協議会
一般社団法人 大阪市肢体障害者協会
会長 手嶋 勇一

今月の目次 / 情報誌(おおさか市身協) / ホーム