一般財団法人 大阪市身体障害者団体協議会

新年のごあいさつ

新年あけましておめでとうございます。皆さまにとりまして幸多き一年となりますよう心よりお祈り申し上げます。本年も大視協の活動に、変わりませぬご支援とご協力をお願い申し上げます。

 私たち一般社団法人 大阪市視覚障害者福祉協会(大視協)は、来年、創立70周年を迎えます。この節目にあたり、記念事業の企画と準備を進めております。70年の歩みを振り返り、記念誌としてまとめ、未来に向かう力を結集し、新しい時代の福祉を切り拓く一年にしたいと考えています。

 私たちは、終の棲家の確保、外出支援の強化、若い世代の参画促進、防災・減災対策など、多くの重要課題に直面しています。なかでも終の棲家問題は喫緊の課題です。大阪市内には視覚障がい者に配慮した「盲老人ホーム」が一か所もなく、多くの仲間は理解や配慮が十分ではない環境で、不便と我慢を強いられています。目が見えないことに起因する不便や不快は人生を通じて付きまとい、終の棲家においてすら避けられません。せめて人生の最終段階だけでも、理解と技能を備えた人に支えられ、安心して暮らせる「盲老人ホーム」や「グループホーム」での快適な生活を望むことは、許されないことなのでしょうか。本年は、大阪市をはじめ社会の皆さんに、終の棲家問題の解消に関して理解を求めてまいります。

 また、若い世代の組織参加は大視協の未来がかかっています。しかし現行の同行援護利用時間では、学び、社会と交わり、大視協の活動に参加するには不十分です。利用時間増を求める切実な声が寄せられており、広く社会に理解を求めていきたいと願っております。

 さらに、南海トラフ地震に対する備えは極めて重要です。視覚障がい者は自力避難が困難な場合が多く、原則、支援を待たざるを得ません。他の人と同じ行動はできません。独自の防災・減災対策を考えるとともに、勉強会や訓練を定期的に行い、社会や行政の理解と協力を得る必要があります。

 70周年を迎える今年、先輩の意思を継承し、若い世代へつなぎ、視覚障がい者の拠り所として、社会と対話し、理解を深める努力を重ねてまいります。本年も温かいご支援をよろしくお願い申し上げます。

令和8年 元旦
一般社団法人 大阪市視覚障害者福祉協会
会長 川越 利信

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